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山本院長のこぼればなし、あれこれ。
私は院長の山木垂水と申します。このコーナーは、医療に関することだけに留まらず、私のやっていること考えていることを、ふだん着でお伝えします。
第14話 (平成20年8月4日掲載)


長い間このコーナーの続編をさぼっておりました。申し訳ありません。
さて、今回もまた京都九条病院院内コンサートのお話です。それも本当にびっくりのお話です。平成20年7月6日に第4回院内コンサートを開催いたしました。年2回開催しているこのコンサートも、聴いてくださる患者さんやそのご家族などが毎回多くなり初めの2回は院内のリハビリ室や食堂で行っていましたが、前回から外来の待合室で行うようになりました。そうしますと、入院患者さんだけでなく、お近くの通院患者さんも聴きに来ていただけるようになり今回も100人を越える皆様に演奏会をお聴きいただきました。これまでは、わたくしの現在所属している京都シンフォニカのメンバーにお願いして数人のメンバーによる室内楽の形式でクラシックや童謡、歌謡曲をアレンジして演奏してきました(いつもわたくしはホルンで参加していました)。


今回はなんと24人のメンバーによる立派な2管編成(管楽器がそれぞれ2本そろっている編成)のオーケストラ(以後オケと略します)に演奏していただきました(もとよりわたくしもホルンで参加いたしました)。このオケが凄い!!「アンサンブル クローバー」(ホームページ : http://homepage3.nifty.com/enclo/)という京都市のオケですが、そのメンバーの方々の平均年齢がなんと71歳なのです。最高齢の方はコンサートマスター(ヴァイオリン)で78歳です。皆さん学生時代にオケのメンバーだった人たちが集まって2005年2月に創設されました。現在は30人を越えるメンバーが所属しておられます。創設者で指揮者の高田逸夫さん(73歳)は同志社大学オーケストラのOBでご自身チェロ、コントラバスをお弾きになるのですが、このオケでは指揮のほか解説者、編曲者、マネージャー、車の運転手等々なんでもこなしておられます。このオケの更に凄いことはその演奏会活動の多さです。平成20年1月から6月までの演奏会は25回です。主に老人介護施設などを中心に活動されておられますが、時にはいろいろなイベントにも招かれて出演されています。また必ず週一回は練習をされています。レパートリーは主に懐かしい歌謡曲や童謡などで聴きに来られた皆さんに歌詞カードをお渡しし一緒に歌っていただくというスタイルです(別の演奏会ではクラシックも演奏されています)。今回も「たなばた様」や「琵琶湖就航の歌」など10数曲を演奏し皆様一緒に歌っていただきあっという間に1時間が過ぎました。来られた皆様はたくさんの楽器による伴奏で歌えてすばらしかったと大変好評でした。わたくしはこれまでいろいろなオケで演奏していましたが今回の「アンサンブル クローバー」のようなオケにご一緒させていただくのは初めてでしたが、私自身大変心に残る演奏会でした。後期高齢者医療の問題が毎日のように報道されている昨今、このオケは高齢者の方々のみならず多くの人々の心を癒していただき、勇気を与えていただける存在として極めて意義深いものと思いました。演奏が終わった後、初めて参加させていただいたホルン吹きの若者は、機会があればまたご一緒させていただくお約束をしました。
■「アンサンブル クローバー」の皆さん、楽しい時間を本当にありがとうございました。
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